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固定ipアドレスってセキュリティーは大丈夫？デメリットはないの？
ocnでは個人・法人向けに固定ipアドレスを提供しており、利点の多さから大変人気を集めています。とはいえ、導入するか否かを判断する際にセキュリティーのことを気にする人は少なくありません。「NTTの固定ipではこちらを特定されて個人情報を搾取されてしまうのではないか」と考えるのです。では、固定ipアドレスとセキュリティーの関係について考えてみましょう。
端的に言えば、固定であるか、あるいは変動であるかにかかわりなく、ipアドレスから個人情報を割り出すことは不可能です。というのも、ipアドレスにはそこまでの情報が含まれていないからです。そこから到達できる情報としては、どの国にあるサーバを介しているかという程度でしょう。ですから、「固定ipアドレスを知られたからセキュリティーが心配」と考える必要はないのです。
そもそも、インターネットをしている人は日常的に他人のipアドレスへアクセスしています。というのも、サイトのURLはもともとipアドレスであり、それをわかりやすくするためにアルファベットへ置き換えているのです。「閲覧したいサイトのURLを入力したら、サイトだけでなく個人情報が見えてしまった」という経験を持つ人は皆無でしょう。ですから、固定ipアドレスのセキュリティーが低いのではという懸念は根拠がありません。
むしろ、固定ipアドレスを利用している人は、自分のPCをサーバのように管理できるため、外部からのアクセスを容易に制限できるという強みがあります。これと併せてファイヤーウォールなどの設定をしっかりと実施すれば、非常に堅牢なセキュリティーを構築することができるでしょう。
固定ipアドレスが持つ唯一のデメリットとしては「サービス利用のために別途料金が発生する」という点が挙げられるでしょう。ocnでも利用形態にかかわりなく、基本料金のほかに別途支払いをする必要があります。ですから、予算が限られているという人は本当に必要なサービスかどうかをじっくりと検討しましょう。