VPN接続によるデメリットってあるの？

■ CONTENTS

• ocnが提供する「固定ipアドレス」って何？
• ocnの固定ipアドレスにはどんなメリットがあるの？
• 固定ipアドレスってセキュリティーは大丈夫？デメリットはないの？
• NTTのフレッツが支持されている理由に迫る
• 公共Wi-Fiを安心して使う秘訣はVPN？
• フレッツ光と連携しているocnはなぜ人気なの？
• VPNって何のこと？
• VPNを導入・活用するメリットとは？
• VPN接続によるデメリットってあるの？
• VPNとクラウド・専用線はどう異なる？

VPN接続によるデメリットってあるの？

安全性の高さとコストパフォーマンスの良さで人気を集めているネットワークシステムと言えばVPNです。複数の拠点を1つのネットワークで包含できることから、企業の大小にかかわりなく幅広い支持を獲得しています。とはいえ、VPNの導入に伴うデメリットはないのでしょうか。ここでは覚えておくとよい3つのポイントを取り上げていきます。

1つ目の注意点は「セキュリティー管理」です。VPNそのものはアクセス管理をしやすく、データの暗号化を常時実行しているため、セキュリティーの堅牢性が高いという特徴があります。ただし、ファイヤーウォールやセキュリティーホールなどの対策を怠ってしまうと、別の脆弱なポイントを通じてハッキングの被害に遭う可能性があります。また、プロトコルの専門知識をあまり持たない人がVPNの設定を実施したため、セキュリティーレベルが十分に確保できていなかったという事例も散見されています。ですから、「VPNであれば何をしなくても安心」という意識は持たないように注意しましょう。

銘記しておくべき2つ目のポイントは「通信スピードが常時確保されるわけではない」という点です。VPNはユニークなデータ通信方式を採用している一方で、回線そのものはNTTをはじめとする一般的なインターネット回線を利用しています。ですから、周辺地域に住むユーザーの利用状況から影響を受けることがあり、時間帯によっては通信速度が大きく下がる可能性があるわけです。固定回線にとらわれずモバイルを導入する場合は一度MVNOのbsimの料金を調べてみることをおすすめします。

「コスト管理」という点もVPNを導入する際には覚えておくべきでしょう。シンプルな機能だけを有するVPNを構築する場合、機器や保全にかかるコストは安くなる一方で、セキュリティーや通信速度は限定的なものになりがちです。一方、高機能のVPNであれば堅牢なセキュリティーを期待できる一方で、初期費用として発生するコストや月々の管理費も非常に高くなります。ですから、会社が必要としているネットワークの規模や機能を見極めたうえで、どのサービスへ申し込むのかを判断しましょう。